幽霊なキミ。
「久しぶりに会ったのに、それはないんじゃないのー。」



ナオト、いや、直人はそう言って笑った。




「そうよ、ほら、わざわざ東京から来てくれたんだから、つーちゃんもそこ座りなさい。」



お母さんはそう言って、直人の隣へと私を促した。





私は黙ってそれに従って、直人の右側へと座った。




直人は嬉しそうだ。
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