*初恋story*

…A教室には、田原が１人で机に座っていた。

『どーしたのよ、田原……？』

あれ？
反応無しですか？

『ねえ、田原……伶。』

「美浦……、二つ目のお願い…」

なんですか、言い方めっちゃかわいいんですけど…
でも、寂しそうな…

『うん、なに？』



「あのさ…






勉強教えろ！」



は？


『え、なんで？塾いけばいいじゃん！』

「塾では、生徒が生徒に教えるの禁止だろ！そんなのも知らないのか？！」

は？こいつなに？
心配してそんしたわ。

てか、知ってるよ。


『別に私じゃなくてもいいでしょ？！』

「みっ……美浦の教え方が…頭にはいりやすいんだよ！」

『そんなの、しらないわよ！』

「いや、二つ目のお願い」

あ、そうか。

そんなんでいいのか。


『仕方ないわ～、教えてあ、げ、る！』

「…そのツンデレのところ直したほうがいいと思うぞ…」

『ツンデレは、そっちじゃん！』

「いいから、教えろよ！」

『はいはい』