一ノ瀬さん家の家庭事情。
優兄…

「それは律兄も、玲も、もちろん愛も同じ。俺達は家族なんだから。」

そう言って笑う優兄。

本当に優しくて、かっこいい。

あたしの自慢のお兄ちゃんだよ。


再びベッドに入るとなぜか隣の部屋にいる玲から珍しくメールが。

なんだろ?

あの形態を持っててもほぼ意味を成していない玲なのに。

不審に思いつつ、メールを開いてあたしは思わず顔がほころんだ。

『真兄が優は?なんか言ってた?怒ってた?ってうるさくて眠れない。どうにかして。」


家族っていいね。

喧嘩もするけど、切っても切れない特別な絆がある。

今日はいろいろあって疲れたな…

文化祭まであと少し、頑張ろう!

目を閉じるとすぐに眠りについたあたしなのでした。
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