意地悪な君と意地っ張りな私


じわっ


目頭が熱くなる。


視界がぼやける。


校舎を出ると、ちょうど部活帰りの小野寺くんがいた。


「あ!加藤さん!今帰り??」


こんなところで足止めくらってる場合じゃない。


「また明日ねっ」


できる限り普通の声で言った。


ちゃんと振舞えていたか分からない。


後ろから私を呼ぶ菊井の声がする。


でも真希に止められてるみたい。


その間にダッシュで帰った。


でもすぐに力尽きて歩く。


普段誰も居ない小さい公園。


なぜだか吸い込まれるように公園に入る。


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