シークレットガール!【完】
本当にごめん。
これが最後でごめん。
はるるん、雑に扱ってごめん。
「志貴先輩っ、走りますよッ」
無理矢理志貴先輩の腕を掴んで引っ張って。
はるるんと逆の方向に走り出す。
彼は邪魔だったから仕方なかった。
こうするしか方法がなかった。
こんな最悪なお別れなんて、したくなかった。
けれど。
そうしなければ、終わらなかった。
「さよなら、」
彼と本当のお別れをしたのは、日が傾きそうな時間帯の、どこにでもある歩道だった。