君色に染まれ
ただいま! 祐希奈は家のインターホンを鳴らした。

慌てた母親が出てきた。

「祐希奈 冷蔵庫にそうめんあるけん お父さんと食べてね お母さんは保護者会のランチ行くけんね」

えらく豪華なファーがランチ会に気合いが入ってると思った。

祐希奈は トボトボ二階の部屋へと上がった。

制服も着替えず 通知表をぼんやり眺めて ため息をついた

ああ バイトでもしよっかなぁ

高校1年の長い夏休みをどう過ごすかで頭がいっぱいだった。

「ただいま~」
あ、お父さんだ。

祐希奈は階段を小走りに降りた。

「おお 祐希奈帰ってたのかぁ お昼はなんだ? はあ出張は疲れたよ」

ねえ、お父さん 夏休みバイトして良い?
「ええ なんだ祐希奈遊ぶんじゃなかったのか? まあバイトも良い経験にはなるが 選ばんときついのもあるぞ」

はぁーい
祐希奈はそうめんをすすりながら頭をフル回転させた。
サイトで探そうかな。
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