excellent water

執事の願望


特に向かうあてもないまま、俺は 県外に出た。

県内なら、すぐに捜索の手が回るだろうから……って言っても、誰も俺が居なくなったなんて 気付いてないんだろうな。

翼にだけは、言っておいた。

さっき、話したばっかだし……メールで

"俺の気が済むまで、帰らない……けど すぐに戻るつもり"

こんな感じで。

とりあえず、近くにあるネットカフェに入って 夜を過ごした。

やっぱり、寝れないから ゲームしてたけど。

朝、ネットカフェから出て 初めて来た街をブラブラしていると 外国人グループに話しかけられた。

< 242 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop