キスの後の後。

『俺は男なんで大丈夫っすよ。もう19時過ぎたし、今日…もしかしたら出れないかもだし…。』

そう言いながら、ガタガタッと工具を移動させ、圭太は部屋の隅へ寝転がった。


『――…圭太?』


顔を覗き込んだ私。


『――――…先輩…あんま近寄ると襲いますよ。』


ニヤっと笑う圭太。


一瞬にして、私の頬が赤らむ。

からかうな…バカ。
< 7 / 20 >

この作品をシェア

pagetop