黙ってオレのモノになってね。

④桜のおまもり






――私ってドジ。


ショボンとしながらテキパキ動く美神君を見つめた。


美神君って思ったより手が大きくて良い匂いがした。


シトラスとミントの甘い香り。


背も思った以上に高くて髪の色も茶色って言うより自然に近いような明るい綺麗な茶色。



今までゆっくり見てなかったのかな?


『オレに頼れって』今までダレにも言われたことない。



ドキドキして胸が苦しい、どうして?



「る~出来たぞ」


ぼっと美神君の事を考えてたら目の前に紅茶が出てきて


ソファーから体を起こし紅茶を手に取り一口飲む。


「美味しい」
「る~」
「ん?」


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