婚約者は先生でした。

先生、まちがえた。

烈は24歳で、フルネームは前原烈。

好きでこの仕事をしているのではないらしい。

理由は教えてくれなかったんだよね。

「そろそろ帰んなくていいのか?

俺一応教師だから送って行けないかんな」

「わかってますよーだ!」

「可愛くないやつだな。

ってか、家の場所わかんのか?」

「あ、わかりません。」

「まったく…。」

まったくって言われましてもですね。

私詳しく聞いたの今さっきなんですよね!

「ん。」

紙を渡された。

そこに書いてあったのは綺麗に書いてある家の地図だった。

男の人の字とは思えない…
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