婚約者は先生でした。


「お嬢ちゃん、」

えええええええええ。

不審者!?!?

「ワシは怪しいものじゃないぞよ。

さっきからお嬢ちゃんを何回か見かけてな」

「ほうほう…」

「迷子じゃろ。」

「…はい。」

「その紙見せろ。」

なんか怪しいけど、このまま帰れないのも

嫌だしご老人に紙を渡した。

「今どきの子はこんなんもわからんのか」

はあ、なんてため息つかれましてもですね。

「ここなら、これの裏のマンションだぞよ。」

うわ、まじか!!!!!!

めっちゃ近いじゃないか!

変ななまりのあるご老人にお礼をいい

さっき案内された通りに歩いた。
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