絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
え……?


先生んち……?


ええーーーー!?


「あ…でも…先生…迷惑じゃ…」

先生は僕の髪をクシャクシャにした。


「俺の迷惑とか考えなくていいから!迷惑かけない生徒なんてかわいくないんだからな。」

先生…ありがとう。

先生に迷惑かけたくもないけど、先生のかわいい生徒でいたいから……


頼っていい…よね?


「…うん…。一応、お母さんに連絡するね!」

お母さんからしたら、どうでもいいだろうけどね。


むしろ僕がいないほうがいいのかも…。


「お前が、帰りたくなるまで居ていいから…。俺も独り身で淋しかったしさ!ちょうどいいよ!」


先生……。


そんなこと言ったら


ずっと居ちゃうよ…。


先生とずっと一緒にいたいもん…


ずっと…一緒に…。


叶わない夢だけどね…。


絶対…叶わない夢。


たとえ未来が明るかったとしても


学校を卒業したら…


先生とは…お別れなんだ。


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