まだ一緒にいたかった。




「よし。んじゃ、行こう。」


「もう……帰るの?」


「帰りたい?」


「……正直言って、まだ帰りたくない。
永真といたい。」


「うん、俺も。
公園でも寄ろっか。」


「うん。」


二人で手を繋いで、道を歩く。

言葉は交わさないけど、手からぬくもりが伝わってきて、
もうそれだけで十分だ、って、そう思う。



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