あなたと私の秘密の図書室
お風呂に入る順は徹→私→聡→薫ちゃん…だよね。薫ちゃんが最後に入ってお風呂洗ってくれるらしい。いやー、神丘家は偉いなー。とまぁそんなことを考えているうちに徹が上がってきた。
「んじゃ、風呂どーぞ。…なるだけ早くはいれよ?…二人の時間、少しでも長く過ごしたいからな…//」
徹が照れた!うわ、照れたよからかおうかな♪でも後が怖いからやめとくか。
「じゃ、お風呂いただきます♪」

ということでお風呂へレッツラゴー。広い…いいなぁ~。…ってそんなことを考えている場合じゃなかった。早く入らないと徹に怒られますな。…でも、少しなら大丈夫だよね。

「全くはしゃぎすぎてのぼせるとかばかじゃねーの?気をつけろよ。」
はい、今絶賛怒られ中です。
だって広かったんだもん!そりゃはしゃぎますって!…あー、ちょっぴりくらくらします……
「ちょ、お前大丈夫か?」
「うー…くらくら…する。徹、ちょっと…待って。」
「ハァ…じっとしとけよ。」
と言ってお姫さま抱っこをしてきた。…本当は嫌だけどたちたくないし、任せよ…。ということでベッドの上におろされました。
「少し横になっとけ。責任とんのはそのあとでいーから。」
「でも、勉強…」
「あとでいいから!」
徹って本当、たまーに優しいときあるよね。じゃ、ここはお言葉に甘えて横になります。
「ありがと。」
「どーいたしまして。さてと、じゃ、横になったことだし、なんか話してよ。」
と言ってベッドに潜り込んできた。…うぅ、近いですって!やっぱ、男慣れしてませんな私。
「近い!」
「いーじゃん、付き合ってるんだし?」
そう言われたら何も言えぬ…が、私は言えるのだ!
「そーいう問題じゃない!」
「じゃ、どういう問題?」
……何も言えないので、離れます。ゴロゴローよし、こんくらい離れれば大丈夫…って徹!君何こっちきてんのよ!
「だって近づかないと話聞けねーじゃん」
…また離れよー…って後ろ壁かよー…逃げようにも今のぼせてて立てそうにないし…少し我慢するか。我慢、我慢だ私!頑張れ私!
「顔赤いよ?」
なっ!
「のぼせてるからだよ…」
「ふーん…俺にはそうは見えないけどなー?」
くそぅ、元気になったら一発蹴ってやる!…っていうか、のぼせるのいつぶりかな…?そういえば私、何分でなおってたかな…20分?かな。…じゃ、あと10分はベッドにいなきゃなのね……。
「で、お話は?」
お前は子供か!まぁたまにはいっかー。私は妹弟いないし、たまにはこういう気分もいいかも。…同い年っていうのと自分よりせが高いってのは少し不満だけど……。
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