禁断の恋~ただ愛されたかった~
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和真さんに愛を誓ったあの日から和真さんの家にいる。

特に変わったことはない。

変わったことといえば私が和馬さんを和馬と読んで、和馬が私のことを莉愛と呼ぶようになったこと。

そして、最近の和馬はよく笑う。

"偽り"じゃなく"本物"の笑顔。

私はまだ"偽り"

だけど、前よりはよく笑うようになった。

「莉愛。今日遅れなくてごめん。」

申し訳なさそうに和馬が私に謝ってくる。

『しょうがないよ。仕事じゃ。それに大丈夫だから。』

「そうか。」

安心して笑う和馬に私もホッとする。

前の彼女のことがあるから和馬はすごい心配性。

だけど、その心配が私を安心させてくれる。

愛されてるんだって思えるから。

『その代わり、今日は少し早く帰ってきてね?』

「あぁ。待ってて。」

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