恐怖メール
 「…………愛莉」

ヒナちゃんが、深刻そうな顔をして寄ってきた。



   「私、知ってるんです。ピエロの正体。そして…………同時自殺の真実も」

ヒナちゃんが真顔でそんなことを話すものだから、私はきょとんとして、ヒナちゃんを見つめるだけだった。

ヒナちゃんは、こう言った。








   「愛莉なら、信じられそうだから……この話、します」


そう言って、ひなちゃんは話しだした。
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