もう諦めたい
プロローグ
――――――6月6日10時30分位私は結婚式&披露宴をあげる予定だ

お相手は会社の同僚、というより中学時代3年間同じだったクラスメイト

名前は菊田 悠斗 年齢24歳 もちろん男性 性格は結構お調子者。でも優しく頼りになる

今は披露宴に呼ぶ人を決めている途中。

「誰呼ぶの? 私も悠斗も中学一緒なんだから中学のクラスメイト呼ぶ?」


「うーん。でも、俺は小学校の人がいいかな? そっちの奴らの方が今もつるみあるし」


「・・・。本気で言ってる?」


「うん。どうかしたって、そっかアイツと同じだっけ。」


「・・・うん。」


「でもさ、もういいんだろ?そいつのこと。」


「うん」


「ならいいじゃん。逆に復讐してやれよ絶対お前のウエディングドレス見たら後悔するって」


「別に復讐したいわけじゃない・・・けどありがとう悠斗」


「おう。で、呼んでいい?小学校のやつ」


「いいよ。・・・まさか呼ぶために私の事励ましてた?」


「そんなわけねーだろ」


私は、今とても幸せだ。 いいじゃないかそれで。


過去にあった事は今と関係ないし、あいつとはもう終わってるんだ。


顔を合わせたところで何も変わらない。


そう何も変わらないし、もう終わっているから


もう終わってる


ほんとに終わってるの?


諦めきれたの?
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