「さよなら」って言って?
俺はささらから、全て教えてもらった。

病気の事・・・電話の事・・・。

ささらは、呼吸器官の病気で、これから過呼吸で呼吸ができなくなったりするらしい。

 そして、俺は重大なことを聴いた。

「私の余命は、・・・あと2ヶ月。」

「・・え?」

「やりたいことも、もうやれない。」

「・・・・。」

俺は、信じられなかった。

今、こんなに元気なのに・・・こんなに会話してるのに。あと2ヶ月だなんて。

「だから、悠馬君にはちゃんとやって欲しい。」

「えっ?」

俺はビックリした。

何のこと?

「サッカー。せっかく私と約束したのに。破るなんて。」
「・・・ごめん。」
ささらの顔を見ると、真面目な顔でホッぺを膨らませてるから、言葉が自然と出てきた。
俺が下を向くと、彼女はフッと笑って俺の頭に何か乗った。
乗ったものは俺のホッぺまで降りてきて・・・。
「私はまだ諦めて無いよ。悠馬君の試合見に行くこと。」

俺が顔を上げると、まだ微笑んでる彼女がいて・・・
俺は、ギュッと抱き締めた。

たった2ヶ月で離れないように。力強く。

離れたくない。離れたくない。って・・・。




< 54 / 54 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ナナイロ・ツバサ

総文字数/6,371

恋愛(キケン・ダーク)18ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop