隣のあなた。


母が亡くなって
母が私のために貯めてた貯金で
母を送ってあげた。

そして、私が高校卒業するまでの
家賃を先払いした。


未成年一人で住むのに
大家さんに迷惑をかけたくなかった。


私は高校を辞めて、働こうと思っていた。

今は学校が終わってから
夜の10時までファミレスで働いていた
昼間も働けば、生活ができるくらいは稼げると思うから。


そう思っていたある日
滅多に鳴らないインターホンが鳴った。
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