隣のあなた。


私はスマホを手に取ると
バイブが震えた。

ビックリして落としてしまう。
落とした衝撃で
通話になってしまった。


私は慌てて耳に当てると
声の主は徹さん。


「紗織?やっと出てくれた」
「紗織、今どこにいるの?引っ越したなんて聞いてないよ」
「紗織、今から行くから場所教えて」


私を呼ぶ声が私は嫌になっていた



『…………って、呼ばないで……』


「ん?何?紗織」



『紗織、紗織って呼ばないでっ!』

私は怒鳴って電話を切った。
< 62 / 285 >

この作品をシェア

pagetop