隣のあなた。
『ふふっ。くすぐったいです』
「我慢して」
そう言って胸を拭き始める
優しくて拭いてくれていた手が止まる
抱きしめられている態勢だから
振り向く事もできず
『どうしました?』
敦司さんは私をしっかり抱きしめ
「…そいつ…ぶっ殺してぇ」
敦司さんが怒っている
『私が悪いんですよ……奥さんいる人て付き合った罰です』
「だからって、紗織だけが悪いのか?」
『大丈夫です……私、仕事辞めますから。それが一番いいから』