大嫌いな社長に復讐を…。～意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は！？～②巻。

「どう言う意味だよ…それ？」
眉をひそめるアイツ。

（うっ…）
し、仕方がないわよね…息子なんだし
黙ってる方がよくないわよ！

勝手に解釈するとアイツに話す。
「お義母様…心配を悪くなさってるんですって」

「…本当か？それは…」

「えぇ。あ、でも手術とかするほどじゃないみたいよ？
ただ息切れをしたり苦しそうになさってたけど…」
慌ててフォローを入れる。

「……。」
眉を曇らしたまま黙り込むアイツ。

「ねぇ、結婚式にも来て下さったんだからご自宅にお礼も兼ねて行った方がいいんじゃないかしら？」

「あんただって…お礼ぐらい言えないほど、礼儀知らずじゃないでしょ？普段は、意地悪で無愛想だけどさ」
そう言うと

「お前…何気に酷い事言ってないか？」
ギロッと睨まれる。

「別に…」
いつも言われたい放題だから仕返しよ！

「……。」
黙ると何か考え込むアイツ。
悩んでいるようだ。