大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

葬式が終わり
自宅に着くと美桜と香月を寝かしつける。

リビングに戻るとアイツは、上着を脱ぎ捨てソファーに座っていた。

「……寝たのか?」

「えぇ、2人共ぐっすり眠っているわ」
そう言うとお茶を淹れるためキッチンに向かう。

お茶を淹れてテーブルに置くと自分も隣りに座った。
アイツを見てみると切なそうな表情でぼんやりしていた。

「なぁ母さんは、幸せだったのだろうか?生きて来て今まで…」

「えぇ、もちろん。
あなたや舞さんを産んで幸せだったんじゃないかしら
私も母親だから分かるわ」

「それにとても嬉しそうだったもの」

お義母様の表情から見ても家族と接している姿は、とても優しく温かった。
これは、幸せの気持ちなんだと思う。

「…そうか。それならいい」

「……えぇ、きっと」
そう言いながら肩に寄り添う。
これ以上…かけてあげれる言葉はなかった。

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