竜王華伝 (完)
俺、まだアノコト。

引きずってんのかなー。

前なら、無駄に関西弁使わんやった。

『郁くん。また明日ね!』

そう言ったきり会えなかった。

二度と。

空になってもうた彼女。

俺は、なにも出来へんやった。

明日なんて俺らには来なかった。

くそっー
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