竜王華伝 (完)

桃葉side

*桃葉side*

「……ん」

目を開けると、一気に眩しい光が降り注いでくる。

その光に目を閉じようとするけど、出来なかった。

目を開けパチパチと瞬きをする。

どうやら、ここは病院みたい。

なんで病院にいるの?

…記憶がない。

思い出そうとしたら、酷い頭痛が。

―ズキン

「…痛っ…」

はぁ、もうやめ、やめ!

考えても駄目だ。頭が痛いよ。

こんなに痛いなら、もう思い出したくないよ
< 235 / 628 >

この作品をシェア

pagetop