竜王華伝 (完)

郁side

*郁side*

「あーー、桃葉。桃葉。桃葉。桃葉。」

…なんだ、コイツ。うるさい。

…いつもの敬語が崩れてるし。

学校行くって知ったとたんにコレ。

いや、もう一人。

んんん?もう、二人かな。

どす黒いオーラを出してるやつと、

心配って顔にかいてあるやつ。

そして、春兎。

「りゅんもさー、仁那もさ…心配なのはわかるよ?僕も、心配だし。
でも、無言はやめよーよ。」

僕がきついよ…っと苦笑いで言う。

仁華も心配なんだね。

好きだから。

俺も、心配だよ。友達としてだけど
< 342 / 628 >

この作品をシェア

pagetop