竜王華伝 (完)

学side

*学side*

俺は、気づいちゃったのかもしれない。

急に、桃葉が変わったことに。

変だと、思ったんだ。

無駄に、“お兄ちゃん”を恨んでたことも。

俺のこと、覚えてるんだね。

流音は、ごめん。

流音…ごめんね?

俺が、こんなんだから。

復習とか、恨みとか…、、

“お兄ちゃん”が悪いわけじゃない。

悪いのは俺でしょ?

アイツの子供に生まれた俺だ。

妻がいても、愛人と平気で寝て…

俺を平気で…殺そうとする。

金の欲しさに。

『お前が…いなくなった…ら

ふっはっはっはっ!!!』

こーやって、壊れていって
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