笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
もう1度、唇に軽くキスをすると、その唇を首筋から鎖骨へと這わせる。
その間も、陽泉の唇からは「はぁ…」と甘い吐息が漏れる。

バスローブを脱がせ、ショーツ姿になった陽泉。
恥ずかしさからか、緊張からか、身体を固まらせる。
内ももに手を滑らせると
「イヤ…。佐々木くん、…ダメ、だよ」
と、俺の手を押さえる。

逆に彼女の両手を取り、頭の上で押さえつける。

「陽泉。
"稜"って呼んでって言ったよね?」
耳元で囁き、そのまま耳たぶを甘噛みする。

「あっ…」
陽泉の緊張が解けたら、その足の間に片足を滑り込ませる。
そして、胸の先端を口に含むと身体をピクッと震わせた。

「ん…、りょう…」
彼女が俺の名前を呼んだら、その身体にキスの雨を降らす。
誰も触れたことのない秘部に手をやると、そこはしっとりと濡れていた。
俺の愛撫に感じてくれていることが嬉しい。
そして、感じる度に吐息と共に"りょう"と俺の名前を呼んでくれることも嬉しい。

「陽泉。いい?」
彼女の全身を愛してあとに問い掛けると、コクリと頷いてくれた。
それを確認し、ゴムを被せた俺自身を彼女のそこに押し当てる。
ゆっくり時間をかけた愛撫で、そこはかなり潤っているはずだが、初めての陽泉の中はキツイ。

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