ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
――――サァッ。
風が吹き、桜の花びらが舞う。
「春宮優人さん、指導部室で待機して下さい。処分が決まり次第、伝えに行きます」
「分かりました」
桜の花びらが地面にひらりと落ちる。
「じゃあ、僕は行くよ」
「……私も一緒に行く」
私と優人君は指導部室に向かった。
指導部室に入ると、私達はカタンッ、と緑色の椅子に座る。
「……優人君、ごめんね」
私が謝ると、優人君は爽やかな笑みを浮かべる。
「謝らないで。僕が悪いんだから……」
私はぎゅっと自分の手を握り締める。
私のせいだ。
私が、黒うさぎの忠告聞いておけば、こんなことにならなかったのに……。