ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「黒い……うさぎのお面被ってる……学ラン姿の……男……」
そう犬垣君に伝えると、黒うさぎの顔がぐるぐると私の脳裏を駆け巡る――――。
「ぁっ…………」
急に力が抜け、私はその場で崩れ落ちる。
「野山……?」
光が消え、闇が広がっていく――――。
聞こえるのは、黒うさぎの不気味な笑い声。
「やだっ……怖いよ……」
恐怖で全身がガタガタと震えて……止まらない。
「おいっ……野山っ……」
誰か助けてっ…………。
助けてっ…………!
誰か……!
誰か…………!!
「ゃっ……ゃぁっ!!!!」
私は甲高い悲鳴を上げる。