ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「……だ、大丈夫、私、ちゃんと帰れるから」

 瀬名君はイラッとした表情をする。

「やっぱり、キミはバカだ……!」

 瀬名君はそう言うと、私の腕を掴んだまま、スマホで電話をかけ始める。

「あ、もしもし、俺だ。高校の門の前まで迎えに来てくれ」

『かしこまりました』

 運転手がそう言うと、瀬名君は電話を切る。

「あ、あの……?」

「もうすぐ、迎えの車来るから、乗ってけよ」

「え、でも……」

 瀬名君はハァッとため息をつく。

「遠慮とかいいから。オレが送ってやるよ」


 瀬名君…………。


「あ、ありがとう……」

 私がお礼を言うと、瀬名君の頬がほんのりと赤く染まった。
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