ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「うさ葉、スマホ貸して」

 私はコクンッと頷くとスマホを手渡す。

 雨瀬先輩は文字を打ち、黒うさぎに返信する。

 雨瀬先輩は私にスマホを返す。

 私はスマホの画面を見ると驚く。


 4/25(土)

 うさ葉

『そうだよ。
 俺のことを呼び捨てだろうとなんだろうと構わないけど、君は誰なの?
 こんなツール越しで俺達の様子伺ってるつもりなんだろうけど、君は何も分かってない。
 君は気持ちだけが先行していて、彼女のことを思いやることが全くできてないよ。
 君はこうしてずっとちょっかいをかけ続けるつもりなのか?』

 14:10


 数分たっても、黒うさぎから既読はつかず、トークは返ってこない。

 未読スルーされ、怒った雨瀬先輩は、

「どうなんだよ!? こそこそ隠れてないで今すぐ俺の前に出てこい! 今すぐ出てこれないなら、もう、彼女に二度とトーク送ってくるな!!」

 ラスバーガーの前の歩道に向かって怒鳴った。
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