ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「偶然だね、こんなところで会うなんて」
雨瀬先輩は嫌そうな顔をする。
「偶然じゃないだろう? うさ葉、行こう」
雨瀬先輩が私の腕を掴み、ラスバーガーの扉の前に立つと、
――――ウィーン。
自動扉が開く。
「いらっしゃいませ」
ベレー帽にエプロン姿の30代前半くらいの男の人がレジのカウンターに立っていた。
店の中は、グリーン系のちょっとオシャレな雰囲気で、
ハンバーガーやポテトの匂いがしていて、とても賑わっている。
「雨瀬、おかえり。この子が噂の彼女かい?」
「店長!!」
雨瀬先輩が声を上げる。
この人が店長さんなんだ……。
優しそうな人だなぁ……。
「早く着替えてきな」
「はい」