ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「スマ王の力と恐怖を植え付け、スマ王に服従するよう騙す立場にいたオレが、自ら騙されるなんて、墜ちた者だね。平和ボケし過ぎてたのかも」
「……」
私は何も答えない。
「去年のスマ王の一件以来、やり直すって決めてから、スマホにはあまり触れないようにしてたのに、スマホなしで暗闇に一人閉じ込められたら、怖くなってきて、気づいたら呼吸困難になってた……」
瀬名君は天井を見つめる。
「やっぱり、オレはスマホなしでは生きられないのかもしれない」
瀬名君……。
「……なんてね」
瀬名君は起き上がる。
「そういえば、先週の金曜日にオレとキミの写メ見たよ」
「ごっ、ごめんね……」
「……ほんとはさ、自転車置き場でキミを助けた時、写メ撮られてたこと分かってたんだよね」
えっ!?