ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「うさ葉……?」

 私の体が微かに震える。

 雨瀬先輩が私の頭をぽんぽんと撫でながら、

「どうかした……?」

 と、尋ねてきた。

 その言葉で、恐怖感が少しだけ和らいだ。

 私は何も答えず、雨瀬先輩の胸に顔を埋めたまま、両目を閉じる。

 温もりを感じながら、大粒の涙が頬から滑り落ちていく。

 雨瀬先輩は私をぎゅっと抱き締め、無言で私の頭を撫でていた。

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