ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
私が気落ちしていると、犬垣君は何も言わずにスタスタとマイペースに階段を上がっていく。
い、犬垣君……!?
慌てて私も階段を上がり始める。
2階に着くと、犬垣君は廊下の真ん中で立ち止まっていた。
「犬垣君?」
私は声をかける。
すると、犬垣君はその場にしゃがみ込む。
「い、犬垣君……!?」
私は慌てて犬垣君に近寄る。
みっちゃんと雨瀬先輩も2階に着くなり、血相を変えて近寄ってきた。
「犬垣、大丈夫っ!?」
みっちゃんが必死に声をかける。
「大丈夫だ」
「大丈夫じゃないだろ。肩に手を乗せろ」
雨瀬先輩は犬垣君の隣でしゃがむ。