ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「どうする? うさ葉がブロックして欲しいって言うならするけど」
私は俯く。
「ブロックは……しないで下さい……」
「どうして?」
「黒うさぎとは……関わり合いたくない……。でも……、もし……、自分がブロックされたら……、きっと、傷つくし……悲しいから……」
「うさ葉ならそういうと思ったよ」
雨瀬先輩は、私を隣から抱き寄せ、私の頭を優しく撫でる。
「俺的には、今すぐブロックしたいけど、黒うさぎ(SINE《サイン》ストーカー)は、うさ葉とSINE《サイン》が出来てることで安心している部分もあると思う。だから、ブロックしてしまうとストーカー行為がエスカレートする危険もあるし、今は様子見ることにしようか」
私はコクンッと頷く。
「それと、黒うさぎとのSINE《サイン》はストーカーの証拠として残しておくようにな。絶対消すなよ」
「はい、消しません。先輩……、相談に乗ってくれてありがとう」