ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 どくん、どくん、と胸がざわめく。


 見つかりませんように……。


 コツ、コツ、コツ……。

 足音が近づいてきた。

「逃ゲテモ無駄ダヨ、花嫁」

 気色の悪い声に体の奥から震えが込み上げてくる。

 ガシャンッ。

 大きな音がし、私はびくつく。

 男がレバータイプのノブに手をかけたのが分かった。

 ガシャンガシャンッ。

 私は両手で頭を抱え込む。


 や……。

 やめて……。

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