ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
『2年ノ時ハ、スマホノ世界ニ、行クカト思ッテタラ、結局、花嫁ハ現実(リアル)ノ世界ヲ選択シタネ』
黒うさぎの顔がドアップに映し出され、声が低くなる。
『花嫁ハ、ソノ世界ニイルベキジャナイ。
ガラケー、スマホ、全テヲ含メタ携帯ノ世界ニ染マルベキダ。
デナケレバ、イズレ、後悔スルコトニナルヨ』
「私は……後悔なんてしない……!!」
『マァイイ。僕ガ僕自身ノ愛デ花嫁ヲ僕色二染メテアゲルカラ。ハッハッハッ』
「結構です……!!」
黒うさぎの顔が遠ざかる。
『ソーソー、花嫁ノ彼、雨瀬柚人ダッケ?』
「雨瀬先輩が……どうしたんですか……?」
『彼ハ罪ヲ償ウベキダ。
イヤ、近々、僕ガ償ワセテ、アゲルコトニシヨウ。
ジャアネ』
黒うさぎはそういうと電話を切った。
私の顔がサァーッと青ざめる。
罪を……償わせる……?
先輩に……何をするつもりなの……?