ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 絵美ちゃんが棒を短くすると、私達はスマホを見る。

 スマホには、ふわっと笑うりすなちゃんとクスッと笑う瀬名君、私が持ったクレープをぱくっと食べた雨瀬先輩と顔を赤らめた私、微かに笑う絵美ちゃんと真顔の犬垣君、そして、犬垣君の隣でにこっと笑ったみっちゃんの顔が半分だけ映っていた。

 みっちゃん以外全員、ぷっと笑う。

「犬垣、これど~いうこと!? な、なんで、私だけ顔半分なの!?」

「た、たまたまそうなっただけだ」

「そうかな? 今までの腹いせにわざとやったんじゃないの?」

 瀬名君はそう言ってクスッと笑う。

 みっちゃんの顔が鬼の形相に変わる。

 犬垣君はびくつく。

「ち、違っ……」

「い、い、犬垣のばかぁ~~~~!!」

 ぱちーーん! っとみっちゃんが頬を叩く音が響き渡る。

 その後私達は、きちんと写メを何枚か撮り、クレープを食べ終えてから駅の外に出てバスに乗り、高校の近くのバス停の前で降りて解散し、家に帰ったのだった。
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