ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「……いないか」

 雨瀬先輩の足音が遠退いて行くのが分かる。


 先輩、行かないで!!

 せんぱいっ!!!!


 そう、心の中で叫んだ時、ブレザーのポケットに入っているスマホが鳴った。


 この音は……、SINE《サイン》電話……!?


「うさ葉、いるんだな!?」

 足音がこっちに向かってくる。

 でも、男は私の上に乗っかったまま動こうとしない。


 どうして……、逃げないの……?

 何を考えているの……?
< 483 / 700 >

この作品をシェア

pagetop