ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「なるほどね。結局、『全員グルだった』ということがよく分かったよ」
雨瀬先輩が水色のSINE《サイン》ソードを振り下ろしながらそう言うと、優人君(黒うさぎ)の仲間達に押さえつけられたまま、私は涙を流す。
信じたくない、けど……。
ああ、みんなグルだったんだ……。
「優人が黒うさぎ、いや、SINE《サイン》ストーカーになった訳もね!」
雨瀬先輩は、ぶんっ、と水色の光のSINE《サイン》ソードを右上に振りかざす。
優人君は黄緑色のSINE《サイン》ソードで受け止めると、にっこりと笑う。
「僕がストーカー?」
雨瀬先輩は、ぐぐぐ、と押す。
「僕は彼女の家の前で待ち伏せたことはないし、後を着けてもない。だから、僕はストーカーじゃない!」
優人君は黄緑色のSINE《サイン》ソードで跳ね返す。
「僕はうさぎの花嫁を心から愛してるだけだ!!」
優人君は大声で叫ぶと、黄緑色のSINE《サイン》ソードを物凄い速さで前に突き出す。
雨瀬先輩の右頬にソードの先が当たり、ピッ、と少し切れた。