ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 私がゆっくりと唇を離すと、

「んっ……」


 え……?


 雨瀬先輩の瞼がゆっくりと持ち上がった。

 薄っすらと開く目。


 先輩の目が……開いてる……?


 雨瀬先輩の目に光が宿り、私の顔がぼんやりと映る。

「うさ…………葉…………?」


 優しいバリトンの声…………。


 私の目が涙目になり、体がぶるぶると震え出す。

「そう……だよ……」

「ここ……どこ……?」
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