ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 高校を卒業してから5年がたち、私は23歳、雨瀬先輩は25歳になった。

 私は今、ビスチェにプリンセスラインの ウェディングドレス姿で、教会の台の前に立っている。

 そのウェディングドレスは、身頃に施されたパールとクリスタルのビージングが教会のステンドグラスからこぼれ落ちる光によってラグジュアリーに美しく光輝き、

 スカートはギャザーの入ったボリュームリボンが連なっていて、光と影のコントラストが会場の厳かな雰囲気に溶け込むかのように豪華さを醸し出していた。

 左肩につけた取り外し可能なリボンストラップも可愛さを増していて、私を華やかに見せてくれている。

 教会の席には、

 モーニングを着た私のお父さん、

 辻が花の色留袖姿のお母さん、

 オレンジのショート丈のドレスにショールを羽織ったお姉ちゃん、

 籠の中に入っている首に赤の蝶ネクタイをしたうさの助、

 モーニングを着た雨瀬先輩のお父さん、

 正礼装の青のアンサンブルを着たお母さん、

 赤のショート丈のドレスにボレロを羽織った柚葉ちゃん、

 緑のショート丈のドレスにボレロを羽織ったみっちゃん、

 黒のスーツに白のネクタイ姿の犬垣君、

 黒のスーツにウイングカラーのシャツに黒の蝶ネクタイをした瀬名君、

 黒のスーツに赤のシャツを着てグレーのネクタイをした鹿野君、

 黒のダブルのスーツに白のネクタイ姿の真壁君、

 ピンク色でショート丈のAラインの長袖のワンピース姿のりすなちゃん、

 青のドレス姿の絵美ちゃん、

 アメリカンスリーブにミニのドレス姿の奈子先輩、

 黒のスーツに白とグレーの縞柄(しまがら)のネクタイをした広森先輩等、たくさんの人達が座っている。
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