ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「……うさ葉」

「先輩?」

 私がそう尋ねると、雨瀬先輩が突然、ひょいっと私をお姫様抱っこする。

「!?!?!?」

 パニックに陥る私。

 みっちゃん達の視線が一気に私達に集まる。

「愛してるよ、ケータイうさぎさん♪」

 雨瀬先輩はそう言って、わざと意地悪な笑みを浮かべる。


 なっ……!?

 ケータイうさぎさん……!?!?


「せ、先輩の、意地悪っ……」

 雨瀬先輩は、ふっ、と笑うと、キラキラと光り輝く青空の下で私の唇を奪った。

 ワアッ! っと歓声が上がる。


 携帯依存症で、ずっと携帯の画面ばかり見ていた私。

 そんな私が、今は、たくさんの友達に囲まれて、大好きな人の、ううん、世界一愛してる人のお嫁さんになれた。

 幸せになれた。

 きっとこれからも、様々な困難が待ち受けると思う。

 それでもめげずに、私は前を向いて先輩と……、『柚人』と一緒に歩いていく。


 <終わり>
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