ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「ねぇ、犬……」
私はそう言いかけてやめる。
犬垣君は机の上に顔を乗せてぐったりしていた。
「やっと、解放された…………」
「だ、大丈夫……?」
私がそう尋ねると、犬垣君はバババッと高速スピードで携帯で文字を打ち、画面を見せてきた。
『うん。それで、さっき何か言いかけてたけど、何?』
「えっとね、友達ってどうしたら196人も作れるのかなって思って……」
犬垣君はまたバババッと高速スピードで携帯で文字を打ち、画面を見せてきた。
『SINE《サイン》上でなら、いくらでも作れると思うけど?』
それを見た私は複雑な気持ちになったのだった。