隣の席の、クソ悪魔。
二人きりの保健室
翌日、私はいつも通り絵里と通学路を歩いている。



しかしいつもと違うことがある。



それは、体が異常的にだるい。



朝、熱を測ったけど、なかったから大丈夫だと思うんだけど…



「…ぇ、ねぇってば!きいてる?」


ぼーっとしている私に絵里はそう言いながら顔を覗いてきた




「ごめん、きいてなかった」



苦笑いする私に絵里は



「もう、しっかりしてよー??


てか今日なんか顔赤くない?


大丈夫?」


心配そうに聞いてくれた。




「うん。大丈夫だよ」


「ならよかった」



そう言って笑顔を向けてくれる絵里が、本当に良い友達だと思った。
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