好きだから
2章:君を知った









矢島先輩と少し喋ったあの日以来


うちには瞬・宙くん・矢島先輩の3人がよくくるようになった。




他にあるよね、行く場所。


「琉佳ちゃんって久々にみると美人やな〜」






相変わらず口だけはうまいね、宙くんって。


聞き飽きた。








「瞬、なんで」




少し不機嫌なあたし。


別にいいけど、夜ご飯が4人分で作るのが大変になる。









「まあまあ。噂の羽琉くんを連れてきたからいいじゃん」





噂になってないよ。


噂になる前に知ったし、噂されてた側だし。




瞬は、矢島先輩の肩を叩きながらいう。











< 21 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop