今日から、幼馴染まない。










夏が始まったばかりの時期。








でも、その日は風が強くて。







窓を開けていれば、暑さも和らいで。








揺れるカーテン越しに、救急車のサイレンが聞こえていて。







「救急車、この近くかな??」







と呟く優奈さんの口を、キスで塞いで。







何故かしつこく鳴りつづける、オレと優奈さんの携帯も無視して。







夢中で優奈さんを求めた。















優衣が、そんな事になっているなんて、思いもしなかったんだ。
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