見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~


「はい、すみません、今日もお休みに。―――ええ、熱は下がったんですけど、まだ本調子じゃなくて。軽い夏風邪なんですけどね…。はい…ありがとうございます…じゃあ、よろしくお伝えください」



最後の連絡先への電話を切り、私はコードレスホンを店のレジ横に戻すと、近くのテーブル席に座った。



もうすぐお昼時。

お店は今はガランとしているけど、そろそろ混みだしてくる時間だ。
< 192 / 337 >

この作品をシェア

pagetop